「E.T.」の思い出
- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- 発売日: 2006/06/23
- メディア: DVD
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ハロウィンということで廉価版を購入して再見。何年か前のCGで補強したリバイバルverに幻滅した憶えがあるのでオリジナルであるコチラを。
私は公開当時に劇場で観ているんですけど、確か位置付け的にはお正月映画で場内激込み。母親に連れて行ってもらったのですが、席が一つしか空いてない。当時8歳の私を「じゃーもうしょうがないからお母さんの膝の上で観るか!?」とヒョイと持ち上げて膝に乗せた母:32歳。私はドリュー・バリモアと同い年なんですが、この映画のドリューを観ると「小学二年つってもまだまだ全然チビッ子だしガキンチョだな」と思いました。そら大人がヒョイと膝に乗せても苦ではないわ。
ですが結局、予告編が始まる頃には隣の席が空いて、私は母と並んで座ることが出来たのですが、この「膝の上で観るか?」と言われた時に「えーなんか赤ちゃんみたいでヤダなー」と思いつつも、ちょっとだけ嬉しかったこと、席が空いて安心するやら・ちょっと残念やら、複雑な感情を抱いた事をよく憶えています。
さて肝心の映画について。8歳児の私は、終盤の防護服の大人達の登場に異様な恐怖感を覚えたのですが、大人になって見直すとこのシーンの演出は完全にゾンビ映画のソレで笑えます(つまりやり過ぎ)。全体のストーリーラインとしては「別居による父の喪失で失意に暮れる少年の下へ奇妙な訪問者が…」という、いわゆる児童文学の鉄板を、上記のような過剰な演出を織り交ぜつつやっていて、いやーやっぱスピルバーグ(撮影当時34歳)すげえなぁと改めて思いました(ハロウィンでヨーダの格好をした子供を仲間だと思って近づいていくE.T.に爆笑。この頃からスピ先生はギャグセンスもキレキレ!)。
そして何回も観ているので、来る、とわかっていつつも、「BMXで逃走→逃げ切った…と思ったら追い詰められた!→目をつぶるエリオット少年→カットアップしていくE.T.の目→例のスコア←(同時)→宙へ駆け出す自転車」というコンボで撃沈。ズルズルでした。