「BE COOL」を観ました(@TOHOシネマズ川崎)。

ニガタンハァハァ映画でした。まず監督が黒人、画像左のヴィンス・ボーンは黒人かぶれで服はピンプファッションで口調は黒人を真似る、売れっ子プロデューサー(黒人)はロシア人に「二ガー」呼ばわりされてブチ切れる(説教付き)、美味しいトコをかっさらうのはアウトキャストアンドレ3000、といった具合に、恐らく黒人居住区の映画館では今後も据え長く上映され続けられるであろう事が容易に想像できる作品です
で、作品の内容はと言うと、手放しに絶賛できる映画かと問われればそうでもなくて、色々穴もあります。これだけ豪華なキャストだと必然的に同窓会的なノリになってしまうのはまぁ仕方が無いとして、ロバート・アルトマンの映画がそうならないのは出演する俳優側にも「オレって今アルトマンの映画に出てる!」といったような、それなりの緊張感が作用しているのでしょう。「BE COOL」エンドロールの主要出演者のダンスなんて観ていて非常に楽しくはあるんですが、現場が楽し過ぎるのもちょっと問題なんだろうなぁ、なんて思ったりしました
とは言え、ロック様の好演(画像右)だとか、エアロスミスのライヴシーンやスティーヴン・タイラーが「スウィート・エモーション」に自己言及するシーンがあったりだとか、ユマ・サーマンがブライドを全然引き摺らずこうしたコメディリリーフも軽くこなしていたり(もっとこういう映画に出ればイイと思う)だとか、BLACK EYED PEAS feat.セルジオ・メンデスのライヴをバックにトラボルタとユマがダンスしたりと、ユルいけど楽しい映画ではあるので、映画に全てを求めすぎない人は観ると良いと思います。
追記:yahoo!moviesの点数が異様に低いのも「ニガタンハァハァ映画」だから?!