好き好き☆?uestloveセンセイ
サマソニ初日、スリップノットと時間帯が被っていて本当に悩んだのですが、「カリオストロの城」で瀕死の状態になったルパンのように「…ビートだ…ビートが足りねェ…」と呟き、THE ROOTSを観ることにしました。スリップノットも素晴らしかったようですが、ルーツを選んで正解だと思いました。「料金分はたっぷる楽しましたるッ!」という黒人のエクスプロイテーション魂をこれでもかっ!と見せ付けられた素晴らしいライヴでした。
MCのブラックソート。非常に安定感のあるフロウで心地良かったです。お客さんにハンドクラップを要求するも「違う、ソウルクラップだ!ソウルクラップがわかるか!?」と手を小刻みに上下に動かしながら手を叩いて実演していました。ゴスペルなんかで皆が高揚するとやりだすアレですね。
ドラムのクエストラブ先生。マリモのように丸々としたアフロにちゃんとコームも刺さっていました。アルバムでは曲によって打ち込みと生ドラムを使い分けているようですが、ライヴでは完全に生ドラムのみ。これが本当に物凄くて、しかもほぼ曲間ナシで次の曲次の曲と繋いでいくのですが、その繋ぎのカッチョ良さったら!強靭なキック4つ打ちverで完全にダンスミュージックと化していた「The Seed 2.0」に完全にヤられ、アホのように踊りまくりました。後半はパーカッションの人とガチンコ叩き倒し大会。これも凄まじかったです。
全体的にはツェッペリンの「whole lotta love」「Babe I'm gonna leave you」のリフや、ビヨンセ「Crazy In Love」(元ネタって何でしたっけ?)、Chic「Good Times」、IBB「アパッチ」などなどのフレーズを挟みつつ、軽快にライヴは展開していくのですが、上にも書いたとおり本当に休む間もなく曲が繰り出されるので「あんたらいつ休むの?!」って感じでした。芸人根性とはこのことなり、と実感したライヴで、間違いなく13日のベストアクトだと思います。単独で来たらまた是非観てみたいです。
- アーティスト: The Roots
- 出版社/メーカー: MCA
- 発売日: 2002/12/02
- メディア: CD
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