サマー・オブ・97

  • 「HOT FUZZ」劇場公開を求める会

http://intro.ne.jp/contents/hotfuzz.html

オンラインで署名が可能(ハンドルでもOK!)で、なおかつブログなどがある人はそこにリンクも貼れて、その一覧が確認できる結構画期的なシステム。私も署名してきました!
HOT FUZZがどんな映画かというのはまぁコチラを読んで頂くとして、「HOT FUZZ」と同じサイモン・ペグ、ニック・フロスト(主演俳優)&エドガー・ライト(監督)というコンビによる前作「ショーン・オブ・ザ・デッド」をレンタルで観た時は「うわぁーもっと早く借りれば良かった!」と後悔しました。

冒頭から「つーか毎朝毎朝バス停とかに並んでさ、生きてんのも死んでんのもあんま変わんなくね?」という今日的な“気分”を、小ジャレたタイトルロールにしてしまうセンスに脱帽。シミュレーションとはいえ何度も殴られるビル・ナイに爆笑したり、いい歳の大人二人が酔っ払ってグランドマスターフラッシュの「ホワイトライン」で大盛り上がりだったり、そして最後はクィーンのあんな曲で締められたら…(いやホンツに泣けるんだよ…!)とにかく、ただの「ゾンビ映画」で済ますのはもったいない、監督であるエドガー・ライトのセンスの良さが節々から汲み取れる大傑作だったように思います。
イギリス映画で、同様に馴染みのキャスト・スタッフで制作された映画といえば、監督ダニー・ボイル、製作アンドリュー・マクドナルド、脚本ジョン・ホッジというチームで制作されたあの映画、あの当時の熱を思い出さずにはいれません。そこで三人の名前でググると、以下のページに辿り着きました。

ケン・ローチがいまだに麦の穂をゆらす風みたいな映画を頑なに撮り続けているのに対して、一方ボイルは…まぁ色々あるんでしょう。
上記リンクにもあるとおり、「トレインスポッティング」はブリットポップムーブメントの一環みたいな感じで、日本でも熱狂的に受け入れられました。97年は確か、夏にダイアナ事故死があって、ケミカルの「ディグ・ユア・オウン・ホール」が出てプロディジーの「ファット・オブ・ザ・ランド」が出てプライマルの「ヴァニシング・ポイント」が出て、そしてシネマライズではこの「トレスポ」が半年以上ロードショー公開していたという、まだまだいろいろあった気がしますが、UK方面が本当にちょっと狂っていた年だったように思えます。
ご存知の通り、ダニー・ボイルは「ビーチ」以降サッパリですが、このサイモン・ペグ:ニック・フロスト:エドガー・ライトの三人にはこれからも面白い映画をガンガン作っていって欲しいなぁ、と、シミジミ10年前を振り返りつつ思ったりするのでした。


そんな90年代ノットデッド的なことをいつまでも言っているから、きっとサイモン・ペグとカール・ハイドが同一人物のように見えるんだと思います。
 ナカヨシ〜