「You Join Us Now!」というプロパガンダ映画 〜トランスフォーマー〜

トランスフォーマーを観ました(@TOHOシネマズ横浜)。

戦時下のカタールで幕を開ける本作。正体不明の何者かから攻撃を受ける。翌日、攻撃から逃れた部隊の生き残りは、砂漠でサソリのような機械とも生物ともつかない物体と遭遇し、戦闘状態に陥る。が・・・
血が出ない。全くと言って良いほど流血シーンはナシ。以後も、激しいドンパチ、カーチェイス、カークラッシュ、ロボに「ピンっ」とはじかれて飛んでいく人、などなど、画面では幾多の暴力的なアクションシーンが繰り返されているにも関わらず、流血シーンは見受けられない。
クライマックス、良いロボ・悪いロボ・米軍が入り乱れての市街戦。主人公の男の子にある任務が託され「無理だ、出来ない!」と拒絶しようとすると、米兵は彼にこう促す。
「君はもう立派な兵士だ!…やれるな?」
今から何年か先の未来。まだソバカスも消えていないようなフレッシュな新兵達は、いまだブスブスと燻り続けている中東のどこかで、気の合う仲間を探そうと、部隊に配置されたその晩にこう切り出すのである。
「ヨォ!『トランスフォーマー』ってオゥサムだったよなァ?!」


上記画像、「メガトローン!許さん!」と大見得を切るコンボイがカッコ良かったです。