「みんなのうた」を観ました。

みんなのうた 特別版 [DVD]

みんなのうた 特別版 [DVD]

フォークミュージック界の名物プロデューサーが死去、それを追悼するために、往年のフォークグループを一同に介してトリビュートコンサートを開こうとするが…というモキュメンタリー。
まぁ早い話が「フォーク版スパイナル・タップ」で、でもあの映画ほど面白くはないというか、あれを越える傑作がそうそう作れるモンでもないと思いますが、フォークソングの無邪気さ、ピュアさ、楽しさを過剰に強調した躁的なコーラス/ユニゾンなどを、「結構ギリギリだよね」という半笑いの目線で作っていて、そこそこ面白かったです
登場する3つのフォークグループともに「60〜70年代に活躍していた」という感じを当時のテレビ番組やアルバムジャケットなどで再現しているのですが、そのウソの作りこみ具合がハンパなく、例えば「笑ってこらえて」でスタッフを家に上げてすぐ夕飯を振舞っちゃうような純朴な人たちなら信じちゃうよなぁ、というクオリティで素晴らしいです
 
エンドロールで気付いたんですが、ピュアネス加減がヤバイ人がいる、と思ったらパーカー・ポージーでした

フォークスメン、というフォークトリオを演じるスパイナル・タップの面々。ベースの人は20年以上経ってもすぐわかりますね。