BL脳の恐怖!*1 〜ジェシー・ジェームズの暗殺〜

ジェシー・ジェームズの暗殺を観ました(@チネチッタ:チネグランデ)。

323 名前:風と木の名無しさん 投稿日:2007/10/31(水) 01:59 ID:D6T/PWaX0
( ゜Д゜)=攻め   (゜o゜ )=受け 
とすると、BL本の表紙はほとんどが次の2種類にあてはまる


[1]  ( ゜Д゜)( ゜o゜ )
攻めは視線も顔も受け向き 受けは視線も顔も読者向き(こっちみんな)


[2]  ( ゜Д゜)(゜o゜ )
顔はやや互いを向いているが視線は二人とも読者向き


たまに
[3]   ( ゜Д゜ )( ゜o゜ )⊂
       ∩
受けが視線も顔も攻めを向いていて読者の方を見ていない場合、ほぼ確実に攻めは読者の方に顔も視線も右手も向けて「写真撮るな!こっちみんな!」をやり、左手で受けをかばっている


324 名前:風と木の名無しさん 投稿日:2007/10/31(水) 02:01 ID:D6T/PWaX0
間違えた、最後はこうだ
[3]   ( ゜Д゜ )(゜o゜ )⊂
       ∩


325 名前:風と木の名無しさん 投稿日:2007/10/31(水) 03:25 ID:lh4FqCYVO
>「写真撮るな!こっちみんな!」をやり、左手で受けをかばっている

ありすぎわろた\(^O^)/ KEEP OUTとかテープがはってあったりな。

ということで、私も考えてみました。

あこがれて こがれて、心がつぶれた。
北軍政府の圧政に苦しむ南部州民から、抵抗の象徴として英雄視された伝説の男、ジェシー・ジェームズ。彼は南北戦争後、仲間を率いて強盗や殺人など無法の限りを尽くしたが、逃亡生活は15年にもおよび、平静を装う一方で、精神をすり減らす毎日を送っていた。
「これが最後」とばかりに、ジェシーは兄フランクと新たな列車強盗を企てるが、そんな彼の前に、自らを売り込む一人の青年が現れる。犯罪集団ジェームズ・ギャングのひとり、チャーリーの弟で、ジェシーを崇拝するロバート・フォード。ジェシーは反対する兄フランクをよそに、青年の不思議な熱意に魅入られ、ギャングの一員として迎え入れるのだったが…!?
「おまえたち・・・俺の許可なしに・・・兄弟でヒソヒソ相談なんかしやがって!」

そんな映画なような気もしますし、全然そんな映画ではないような気もします。
ブラッド・ピットは子供に「耳をちぎるぞ!」と恫喝して、その後に自己嫌悪でシクシクしてしまうような安いジェシー・ジェームズを、ケイシー・アフレックはとても30過ぎとは思えないツヤツヤ感で(75年生まれ)憧れと失望と野心と猜疑心と、色々あり過ぎる中で苦悩する青年ロバート・フォードを、それぞれ熱演。そんな二人が、ガラス越しに無言で見つめ合ったりするような映画です(終盤、驚くことにホンツにそういうカットがある)。
ジェシーの兄フランクにサム・シェパードを配したり、今回音楽を担当するニック・ケイヴのスコアの感じから察するに、おそらく監督のやりたかったのは天国の日々なのでしょう。荒涼とした主人公たちの心象風景を、ロジャー・ディーキンズのカメラが雄弁に語ります。
原作では1/3を割かれて記されたという、暗殺後のロバート・フォードの末路。「父親たちの星条旗」の後半部分にも似た巨大な虚無感が印象的でした。