真似ジャケ100選 117
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1.THE ELEVENTH HOUSE 『ASPECTS』
2.スガシカオ 『4FLUSHER』
ラリー・コリエル率いるイレヴンス・ハウスの76年のアルバム「アスペクツ」と、スガシカオの4枚目「4FLUSHER」。階段、踊り場、そして残像という点で似ていると思います。
70年代、ジャズロックというフィールドでブイブイいわせてきたラリー・コリエルですが、このアルバムでも1曲目から「メタルか?」っていうぐらい超絶にギターを弾き倒しています。コリエル以外の面子は、日野皓正やブレッカー・ブラザーズ(合掌…)などが参加しております。
一方、最近ではベスト盤が好評だったり、転職サイトのイメージキャラクター(!)になったりと、寡黙ながらまだまだ現役バリバリといった感のスガシカオ。「4FLUSHER」では、彼女がいるのに別の女の子に「ぼくのせまい部屋で(僕の彼女の)かわりになってよ」とのたまってみたり、「ねえぼくに最後に性的敗北をください」と哀願してみたり、「あなたが思うよりもこの想いは限りなく深い」とウジウジ怨み節を綴ってみたりと、サイテーな歌詞が素晴らしいですね。