0208 MASS OF THE FERMENTING DREGS @ 下北沢シェルター(/w QOMOLANGMA TOMATO)

特攻サーフさんのこのエントリで知った、デイヴ・フリッドマンのプロデュースによる女性3人組バンド(のはずが、現在はドラムの人が抜けてしまってサポートの男性という編成)。プロデューサーから想像できる通りの、そのまんまな音のデビューアルバムより、ライヴで彼女たちが出していた音は更にゴリゴリというかザラザラというか、硬派な感じの音になっていました。サポートのドラムの人は非常にそつなくアルバムのドラムの感じを再現していて、そのそつがない感じが逆にちょっと引っかかりました。やっぱりみんな、ドラムのスキルは劣っても同世代ぐらいの女の子のドラムが加入して、彼女も加えた女性3人が狂ったように演奏する様が見たいのではないか?と思いました。
前座のチョモランマトマト。この日はVoの石井くんが途中から喉の調子が悪そうだったけど、新曲も大分耳についてきて、4月に出る2ndアルバムへの期待がどうしようもなく膨らむ。バックの三人は相変わらずの安定っぷりだった。
二組とも「若いって素晴らしい!」というライヴだった。

mass of the fermenting dregs

mass of the fermenting dregs

チョモと僕は柵の中

チョモと僕は柵の中




0209 RAGE AGAINST THE MACHINE @ 幕張メッセ

その翌日はレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン待望の再結成ライヴ。ところが、再結成して一年以上経つというのに新曲なし、演奏時間は1時間ちょい、音悪い、料金9000円、と、なんだか釈然としない印象ばかりが残った。
そもそも、何故このタイミングで、しかも何の為の再結成だったのかがよく解らない。怒れるリリシストであったはずのザック・デ・ラ・ロッチャの口からはこれといったアジりMCもない。バックの三人は淡々と演奏に徹し、その姿はとても良好な関係にあるようには見えなかった。
それでもやっぱりアンコールの「FREEDOM」、90年代最高のプロテストソングである「KILLING IN THE NAME」の流れは燃えた。
96年、フジロック前日の赤坂ブリッツでの初来日公演(クラブチッタの仕切り直し公演)で、確か友人はダフ屋に5万(!)払ってチケットを買っていたはずだけど、「一番良い時期にバンドを見ることができた」という点で言えば、そんなに無駄な料金ではなかったように思えました。