ダイムバッグ・ダレル一周忌。

イタいファンにステージ上で銃殺される、という、ちょっとタチの悪い冗談のような悲劇から一年。一般的に12月8日はジョン・レノンの命日なのでしょうが、ダイムバック・ダレルの命日でもあるわけです。追悼企画として、メタル界の偉大なギターヒーロー、ダレルの軌跡を振り返ってみましょう。

当時からディーンのギターを愛用していますね。高1でこの素肌にベスト、そして超絶タッピング!…。痩せていて頭がボアボアです。

まだオールドスクール・メタル然としていた頃のパンテラ。アルバム「POWER METAL」をプロデュースしたマーク・フェラーリがゲスト参加

メジャー1st「カウボーイズ・フロム・ヘル」の頃のライブ。上記の88年のライブと比べると全く別のバンドですね…。でもこのテコ入れ/シフトチェンジが大成功して、彼らは以降のメタル界を席巻するスターバンドになっていく訳です

「CFH」に収録されている泣きの名曲。PVです。

モスクワ、赤の広場でメタリカ、ブラック・クロウズなどと行ったライブ映像(90年?91年?)。もうこの辺からギターとドラムの音がエライことになってる。

当時メタリカに在籍していたジェイソン・ニューステッドをゲストにあの名曲を!カッコええ!!後ろに所在無さ気なレックス(パンテラのBassの人)が…。ダレルにも歌わせたりしてとっても楽しそう。

3rd「悩殺」収録の「五分だけほっといてんか!」のPV。もう他の追随を許さない「何ソレ?」と笑ってしまうぐらいスゴイ音になってます。ヴォーカルは咆哮、ギターはぞんぞん、ベースはぶんぶん、ドラムはキックがにちゃにちゃという有り得ない残響音を。

4th「鎌首」の頃?のライブ。メタルとハードコアとプログレが宴会をしているような、カオティック・コアの走り的な名曲です

恐らく最終アルバム「激鉄」の頃のライブ。アルバム毎にイカツクなっていく音をライブでほぼ忠実に再現しているのには驚きますね。このツアーでの来日公演を観ましたが、とんでもなかったです。「PCS」にはザック・ワイルドも飛び入り

パンテラ解散後に結成したダメージプランでの来日時の映像。リハ中に自らのギターテクを解説しています。「おっと、ここから先は別料金だぜ」なんていう、いかにも気さくな南部の兄ちゃんといった喋りも、もう聞く事は出来ないのですね…うぅ…

ラストはパンテラの地位を確固たる物にした2nd「俗悪」収録の「Horrow」とともにダレルの軌跡を振り返ります。「パンテラってどんなバンド?銃殺されたダレルってどんな人?」という方がもしいらっしゃったら、以下のアルバムを聴いて下さい。鬱屈とした高校時代、私はこのアルバムを聴く事でストレスを解消していました。いつの時代でもメタルは非モテやナードの味方です

Vulgar Display of Power

Vulgar Display of Power

 赤ひげよ、さらば。