「シン・シティ」を観ました(@109シネマズMM)。
「男は黙ってラフ&タフ&ワイルド」「女は黙ってホー」「変態は生きてる価値ナシ」という、物凄くムーチョマッチョな世界でした。面白かったです。
この映画、3つのエピソードからなっていて、それぞれミッキー・ローク、クライヴ・オーウェン、ブルース・ウィリスという主役的なキャラクターが登場するのですが、1つ目と2つ目のエピソードでサブキャラ的に登場するイライジャ・ウッドとデヴォン青木が素晴らしかったです。この二人が対決するスピンオフを作って欲しいぐらい、キャラが立っていて良かったです。
しかし、ながら、最後3つ目のエピソードに登場するニック・スタールが物凄く地味というか、吹き替えなら語尾に「〜やんす」と付けそうな小物感が漂う(小悪党までいかない感じ)「ただの黄色い人」になっていてちょっと残念でした。何でも、当初のキャスティングではレオナルド・ディカプリオの名が挙がっていたそうで、「絶対そっちの方がイイじゃん!」と思いました。彼ならイエローバスタードの、もっとイヤラシイ感じを出せたはずだし新境地にもなったはずなのに、「ロリコン強姦魔かぁ…俺のパブリックイメージが…」とか、また「あのころ僕らは」の時のように怖じ気づいたのでしょうか。
大して面白くないけど、レオ様がすげーヤな奴を演じています。
- 出版社/メーカー: クロックワークス
- 発売日: 2002/06/21
- メディア: DVD
- 購入: 1人 クリック: 3回
- この商品を含むブログ (14件) を見る
2つ目エピソードで「死人とドライブして、死人に話しかけられる幻覚&幻聴を聞く」というシーンがあるんですけど、このパートだけ監督をしているのがクエンティン・タランティーノなのですが、いかにもな感じで面白かったです。幻覚&幻聴だからってビカビカと変な色の照明をあてて、「お前が話をしている俺は本当に死んでいて、そして本当に今この瞬間が現実なのか?」と死人に問いかけられるという、タラっぽさ溢れるシーンで良かったです。
あと、ブリタニー・マーフィーが久本雅美に、クライヴ・オーウェンが役所広司に見えてしかたありませんでした。