「チャーリーとチョコレート工場」を観ました(@109シネマズMM)。
ティム・バートン作品を観て勇気付けられた少年少女達って日本でも凄く多いと思うんですが、自分が中学生の時に出会ったのがこの映画じゃなくて「ビートルジュース」で本当に良かったなぁ、と思ってしまった作品でした。
やっぱりジョニー・デップがあんな変な髪型と変なカッコしてるのにイマイチ放し飼いじゃないところなどは期待外れだし、私的には主役のチャーリーを演じる子供がちっとも魅力的に思えませんでした。そして最大の違和感は「聞き分けの無い子供達に“あの”ティム・バートンがお灸をすえる!」という点でしょうか。
もちろんロアルド・ダールの児童文学が原作、という縛りがあったからかも知れませんが、ウンパ・ルンパ(↑画像の人)というトチ狂ったガジェットをそこかしこに配置し、トチ狂った世界(工場)観をガチで創っておきながら、それに対して「ガキの不品行の数々」に特出した感じがなく、少々拍子抜けしてしまいました(不品行に対するお仕置きは結構トチ狂っているのに)。
しかしながら、上記のポップにトチ狂った工場内と、ミュージカル的に唐突に歌い踊り出すウンパ・ルンパs(↑画像の人いっぱい)は素晴らしいし、バートンらしさが堪能できる作品ではあると思うので、バートンファンの方々はとりあえずご自身の目でご確認された方が宜しいかと思いますです。