「奥さまは魔女」を観ました(@109シネマズMM)。
監督のノーラ・エフロンはテレビ版の忠実なるリメイクだと「テレビ版放送当時('64〜'72)の“女性が主導権を握ることを好ましく思っていない風潮”をそのまま焼き直すのでは意味がない」と思ったらしく、その結果持ち込まれたのが「『奥さまは魔女』に抜擢した新人女優が、実はホントに魔女だった!」というメタ構造。これが非常に良く出来ていて、ちょっと「ベティ・サイズモア」を彷彿とさせました。
内容は他愛のないラブコメなので、どうこう言うアレもないですが、意味もなく全裸になったり常時やりたい放題ハイテンションのウィル・フェレルに対して、90年代で絶滅したはずの古典的正統派コケティッシュ(肩をすくめて照れる、プンプン怒るetc)だけで応戦するニコール・キッドマンってやっぱスゲエなぁ、と思いました。そんなコケティッシュの中にも、ウィル・フェレルに対して「オメエちょっとソコ座れヤぁ!」と本気でブチ切れするシーンが一箇所あって、そこがノーラ・エフロンのいう「テレビ版にはなかった」今日的な新しさかも知れません。なので、今どき「一人身の女が持ち家なんか持つとロクなことが無い」などと仰る細木数子大先生などは必見ですね。
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あ、ココにもフリーマンが!!
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