「50回目のファースト・キス」を観ました(@109シネマズMM横浜)。
脳に障害を負ってから1日しか記憶を維持できなくなってしまった女の子、ルーシー(ドリュー・バリモア)に、水族館勤務のスケコマシ、ヘンリー(アダム・サンドラー)が一目惚れ、何とかして落とそうとするが…ってなラブコメで、ユルイながらもよく出来た映画で感心致しました。
ルーシーの過去が明かされてからの展開がビル・マーレーの「恋はデジャ・ブ」と同じ構成で、「一体どう落とすんだろ??」と思って観ていたら「オチが無いのがオチ」でした。
「障害があればまず受け入れる、出来ないなら出来るまで待ってあげる」という、割とストロングスタイルの人間賛歌を、こういうラブコメでサラっとやってしまう辺りに、アメリカンコメディの懐の深さを見た気分です。
とは言うものの、基本的には巨大なセイウチが人に向けて大量のゲロを吐きかけてみたり、ドリューがロブ・シュナイダー(ハワイ人役!)をうっかりバットでボコボコにするようなお馬鹿なコメディなので、この辺の映画がお好きな方は是非ご覧になってみるとイイですよ。
劇中、二人が別々に「wouldn't it be nice」を歌う、というニクイ演出が(でもサントラ未収録!)。
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