「トム・ヤム・クン!」を観ました(@109シネマズMM)。
よしもと赤ちゃん水族館から、ポートジャクソンシャークの赤ちゃんが盗まれた!サメの赤ちゃんで一儲けを企む悪の組織に、一人の男が立ち上がった!
「魚を返せ!」
かくして、サメの赤ちゃんを巡る壮絶な戦いの幕が切って落とされたのであった・・・
まぁ魚が象に変わっただけなんですけど、壮絶な映画でありました。トニー・ジャー。なんでしょう、あの回し蹴りは。人はワイヤーも使わずにあんな風にキックができるんでしょうか?壮絶なバトルにつぐバトル。「そこに四肢があるから」と言わんばかりに、キメ続けられる関節。らせん状の塔での長回し。とにかく“目撃する”というのがこんなにシックリくる映画もそうないでしょう。ちょっとでも気になってる人、「マッハ!」が面白かった人は必見です。
個人的に気になったのはトニー・ジャーの登場シーン。あり得ないような飛び膝をかましながら登場するシーンがいくつかあるのですが、その登場する前の引きの画。もうなんか「ホラ、そろそろ跳んで来ますよ」という殺気が画面から満ち溢れていて、ワタクシは引きの画が登場する度に緊張を強いられました。北野武が自身の「HANA-BI」で「キレイな風景なんだけど血の臭いがする、そんな画を撮りかった」みたいな表現で語っていたシーンがありましたが(湖畔で武がタオルに包んだ石でチンピラをボコボコにするシーン)、何となくそんな事を思い出しました。
トニー・ジャー スペシャルギャラリー
カッコ良い本国版ポスターと、やっぱり今回も中村ゆうじに見えた人。
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