ど根性FUNK


ど根性ガエル・ガルシア・ベルナル。いや、言ってみたかっただけです。前々からど根性ガエルのOP曲はド頭の「パラッパッパラッパ!」というホーンセクションの鳴りからして「カッコ良いなぁ」と思っていたのですが、そんな中、ツタヤでレンタル落ちのサントラを保護。ぃやー、やっぱりコレ、DEEPかつDOPEなFUNKですね。特に上記メインテーマでいう所の「♪平面ガエルのピョン吉さまは・・・」辺りからのビートのブラスト感が激ヤバ。この後にブリッジで挿入されるハモンドオルガンもイイ感じです。

ど根性ガエル ミュージックファイル

ど根性ガエル ミュージックファイル

収録時間74分!マスター音源のせいか、曲によって木管/金管系の音が若干ヨレヨレしていますが、アニメで使用した音源を、劇中インストなども含めほぼ網羅。シャドウ&ケミストも「コレ誰?!」と食いついてきそうなドラムがバカスカいってるスゲーカッコ良い曲も入ってます!
「ど根性ガエル」には強烈に印象に残っているエピソードが一つあります。

冬、おでんの屋台にいた南先生(梅さんの恋敵!)を見つけ、調子よくそのまま屋台に居すわってしまうひろしとピョン吉。しばらくすると消防車のサイレンが。急にそわそわしだす店の親父。ひろし&ピョン吉「おじさん、どうしたのさ?」
店の親父「えー実はアッシ・・・火事場見物が三度の飯より好きでして!」(えーーー!)
おでんの屋台を出す冬場は、火事もよく起こるので、消防車のサイレンを聞くと、いてもたってもいられなくなるという。そこでひろし&ピョン吉「じゃあ、俺たちがお店を見ててあげるから、おじさん火事を見に行ってきなよ!」親父「ホントにいいんですかぃ?!」ひろし&ピョン吉「いいから行ってきなよ!」
喜び勇んでサイレンの方へ飛んでいく親父。そして火事現場に到着。「燃えろ燃えろ!イヤッホぉー!!!」(今考えてみればこの辺は完全にアレな人描写)親父、大興奮。ところが「何を喜んでいやがる!!!」と、燃えている家の主人にボッコボコにされてしまう(まぁ当たり前ですね)。
ボコボコにされ「いやー火事は見れたけど散々な目にあった…」と屋台の方へ戻ろうとすると、なんとまた消防車のサイレンが。「イヤァッホウ!またまた火事だ火事だぁーい!」と駆けつけるも、目に飛び込んできたのは、ひろしとピョン吉が留守番をしている時にうっかりボヤを出してしまい、燃え盛る親父のおでんの屋台だった。
ひろし&ピョン吉「おじさん、ごめんよ・・・」
親父「うぅ〜…畜生……燃えろ燃えろ!俺の屋台もっと燃えろーーー!!!」

という文字通りヤケクソなオチでした。70年代のアニメのフリーキーさ、ってスゲエなぁ。このエピソードが、今回CDのライナー(全話タイトル収録!)を読んで「火事はみたいしおでんはたべたしの巻」だということが判明しました。