ザゼンの三枚目。


ZAZEN BOYSの3rdアルバムを買いました。CDを開けたらいきなり画像→のような顔が飛び出してきてビックリしました。今回はメンバー全員のフォトカード入りですよ!一体誰の需要なんだ!


ZAZEN BOYSIII

ZAZEN BOYSIII

まず結論から言って、柔道二段:松下敦の起用は大正解だったと思います。まさかアヒト・イナザワを軽々と越える馬鹿太鼓ワールドが展開されようとは夢にも思いませんでした。松下氏の重戦車ドラミングに支えられ、他3人の猛者が放し飼いで暴れまわっております。メンバーそれぞれが好き勝手やったり、個々に同じフレーズを繰り返したりして、そして時折そんな4人の男たちが一つの方向を見据えて共に突き進もうとする瞬間があり、そのサブイボ感といったら筆舌に尽くし難いのですが、そう考えると非常にジャズ的なアルバムなのかも知れません
歌詞も、意味があるんだかないんだか、という様な同じフレーズを繰り返すだけで「もう歌詞とかさぁ“ベルボトム”でイイべ?」という潔さを感じました。リフ構築という面でも、ジョン・スペンサー的アルバムと言えるかも知れません。そんな中でも、向井氏のニャンコに対する愛情溢れる「THIS IS NORANEKO」の歌詞にグッときました。♪ミャーミャミャミャー・ミャー

Orange

Orange

あと松下氏、「わんとぅすりっふぉ」という照れ臭そうなカウントなのですが、これを聞いて「あぁ、もう『U!S!録!音!』とか『サン!ケイ!ヨミ!ウリ!』ってのが聞けねーんだなぁ…」とちょっとションボリした気分になりました。