2005年に聴いた音楽を振りかえりな祭!

秋ぐらいのルイールで「それにしても、(ハリケーンの時の)こないだのカニエのスピーチは気持ち良かったよね〜!」みたいな物言いがあって、「いわゆるギャルのB系雑誌と一緒にしないで!プンプン!」という“一線画したいイズム”が窺えて面白かったです

ルイール発行元のリットーミュージックって、音楽誌(サンレコとかギターマガジンとか)を出版している会社なので、「ブラックミュージック目線のファッション誌」というポジションなのでしょうが、いまいちファッション(洋服とかアクセとか)の見せ方にぎこちなさも感じます。「コレ街中で着れねーだろ!」という服を紹介しているページが凄く多い気がするので、この辺の兼ね合いが今後の課題なのでしょうが、面白い雑誌だとは思いますので今後も頑張って欲しいです

70'sっぽい感じが良く出ている、エイメリーが表紙の号

という訳で、そんなルイールも一押しのカニエ・ウェストのワーカホリックっぷりが非常に象徴的だったと言える2005年。「振り返りなさい!」と言われても、振り返れるほど新譜を聴いていないのでアレなんですが、やはりジョン・レジェンドとかコモンとか、カニエ先生絡みの音源をよく聴いたなぁという感じの一年でした。彼の2nd「late registration」は1st「大学中退」が更にビルドアップされた感じで良かったのですが、やっぱりアルバム通して聴くと「長えよ!」という印象が残りました。その点、コモンの「Be」はタイトルもシンプルなら内容もサクっと40分ちょいで終わってしまう潔さ。エレピが、ワウギターが、ホーンが、再構築されたループの一つ一つがとにかく「これぞソウルミュージック!」という多幸感に満ち溢れていて素晴らしいです。恐らく、これから何年も繰り返し聴くであろうオレ・クラシックに決定です

BE

BE

Late Registration

Late Registration

あとはZAZEN BOYSのEPが印象に残りました。サマソニのビックリするようなグダグダっぷりもありましたが、その後に観た日比谷野音の単独ライヴではバンドも音源のように更にタイトになっていました。1月18日に発売されるニューアルバムが楽しみです。

HIMITSU GIRL'S TOP SECRET

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