真似ジャケ100選 14

ベガーズ・バンケット
THE ROLLING STONES 『BEGGARS BANQUET』1968 left
RIP SLYME 『FUNKASTIC』2002 right
便器です。2作品の間には34年という年月が流れています。この「便所の落書きが何か雑然としててカッコ良くね?」から「トイレってよく見るとカワイイよね?」という気分の変化に、私は「アート感覚の変貌」を見ます。両方共「よ〜く見るとさ…」というオルタナティヴな視点であるにも関わらず、時代によってこれだけの差があり、尚且つ右の作品は既に写真ですらなく便器をディフォルメまでしています(デザインはGROOVISIONSPES)。これまた「日本が誇る独自の文化はヤンキー&ファンシー」を裏打ちしているジャケットと言えるでしょう(いや、ワタシ好きですよ!リップスライム!)。