駄目ジャケ100選 15

奥田民生『SOUND OF MUSIC(CCCD)』



今回はちょっとマジで。
奥田民生ユニコーンの時から好きでしたよ。ソロになってからも何枚かは持ってます。でも最近のこういう発言とか、自分の音源に対して無神経な人であるわけが無いのに「一体どうしちゃったんだろう?」と小首を傾げたくなる事しかりです。
そこへきてこのジャケです。「CCCD」と堂々と掲げてやろう、という彼なりのユーモアのつもりなのでしょうが、これだけCCCDに関してミュージシャンや音楽ファンがデリケートになっている時に、さすがにコレは無いのではないかと。
そうしたら、民生氏自身としても「納得していない」との言及があったようです。

奥田民生のWHAT'S IN?のインタビューについて

結局のところ、誰の為の「sound of music」やねん、って話ですよね。「アナログ」「DVD」というフォーマットで出すのなら当然「CD-DA」でも出すべきですが、でもそれはお偉いさん達が首を縦に振らないのでしょう。
一体、この目の前に広がる深い深い道に迷いやすい森に出口はあるのでしょうか?早く「あの頃は何かCCCDとかでもめてたよね」と笑える日が来ると良いですね。このジャケットは音楽業界のネジレが生み出した「負の遺産の証明」として、「駄目ジャケ100選」に登録させて頂きます。よって、今回☆はナシです。あしからず。