「地獄のバスターズ」を観ました。

id:samurai_kung_fuさんにお借りしたビデオ。
タランティーノのフェイバリットとのことなんですが、imdbを見ると2006年に監督作としてこの作品の原題「THE INGLORIOUS BASTARDS」がクレジットされています。恐らく純然たるリメイクにはならないでしょうが。
第二次大戦下、殺人などを犯したならず者たちが、収容所へ護送される所からお話は始まります。「はぁ〜あ、俺たちはこれから熾烈な前線に飛ばされるのにお前らはのうのうと収容所かよぉ〜」と冷かす白人兵に、ブラック・シーザー改めフレッド・ウィリアムソンが一言。
「オメエ、俺が殺した軍曹にそっくりだなぁ。
ま、もう一人殺したところで、俺の銃殺刑に変わりはないけどな(ニヤリ)」

もうあの顎オデコがニヤニヤしてる様が容易に想像できますね。このならず者たちが、ひょんな事から脱走し、レジスタンスと共闘してナチスV2ロケットの略奪作戦に加担することになり…というのが大筋です。
興味深かったのが、この略奪計画を詰める作戦会議のシーン。自分の色で言い争ったりはしませんが、そのまんま「レザボア・ドッグス」でした。こうした本当の元ネタは伏せておくのがヤツのヤラシイ所ですね(前回書きそびれましたが「ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!」でも「KILL BILL VOL.2」の元ネタと思われるシーンあり)。
あとはこの映画とタランティーノで検索して引っかかったイタリア映画についての言及ページ。中古ビデオを求める旅には、まだまだ果てしなき荒野が広がっているようです。