「ジャージー・デビル・プロジェクト」を観ました。
「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の元ネタと言われている映画で、以前300円で保護したモノをやっと観ました。画像の人→がいわゆる「ジャージーデビル」。あまり悪そうな人ではないですね。
まず「森の中で殺人事件が起こって、その不可解さを辿っていく」という点では「ブレア〜」とほぼ同じなのですが、「ジャージー〜」の方がよりモキュメンタリー度が強くカッチリ作ってあり、お話の構成もタイト。
評価したいのは、98年制作の映画で「『ジャージーデビルを探せ!』という番組のライブ配信」や「容疑者はその時チャットをしていたのでアリバイが成立する」などといったネットの取り入れ方だとか、終盤のオチで突然、擬似ドキュメントから劇映画に転換してしまう所など。特に後者は「オカルト肯定」という主だった進行をモキュメンタリーというフォーマットで巧妙にミスリードして引っくり返す、という非常にクレバーなことをやっており、これの逆をやったのがビル・パクストンの初監督作品「フレイルティー〜妄執〜」か!と一人で膝を打ってしまいました。
とまぁ、色々褒めましたが、いかんせん全編ビデオ撮りなので安いし、オチも上手いけど突っ込み不足。レンタルでボーっと観るには最適かも知れません。
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