音楽映画ベストテン

 ワッシュさんのベストテン企画に参加致します。


(順不同)(年代順に並べてみました)
『紳士は金髪がお好き』(1953)
『狂熱の季節』(1960)
『スパイナル・タップ』(1984)
『グレート・ボールズ・オブ・ファイヤー』(1989)
『アマデウス ディレクターズ・カット』(2002)
『踊るマハラジャ★NYへ行く』(2002)
『ブロック・パーティー』(2006)
『ビースティ・ボーイズ 撮られっぱなし天国』(2006)
『恋するリベラーチェ』(2013)
『セッション』(2014)

■ミュージカル
 『紳士は金髪がお好き』『踊るマハラジャ★NYへ行く』
 モンローの代表作、というよりはジェーン・ラッセルの狂ったミュージカルシークエンスが凄い「紳士は金髪がお好き」

 ボリウッドミュージカルと「グリース」が奇跡的な融合を見せる「踊るマハラジャ★NYへ行く」

■ライヴもの
 『ブロック・パーティー』『ビースティ・ボーイズ 撮られっぱなし天国
 市井の人々/一般の観客の視点、という点に重きを置いたライヴ映画が、同時多発的に同じ年に公開されているのが何だか興味深い。
■伝記・音楽に纏わるフィクション
 「俺は黒んぼのジャズを聴かねぇとイライラしてくンだ!」「黒んぼのジャズを白んが盗んだ。その白んぼが盗んだジャズの真似をしてるのが俺たちだ。最低だよ!」という川地民夫の台詞がいちいち最高な『狂熱の季節』、モキュメンタリーの奇跡的大傑作『スパイナル・タップ』、ジェリー・リー・ルイスの伝記映画『グレート・ボールズ・オブ・ファイヤー』、英語台詞による偉人コスプレ劇を物語が凌駕する『アマデウス ディレクターズ・カット』、TVMでこのクオリティーの高さかと唖然とする『恋するリベラーチェ』、実は全然ジャズを描いた映画ではなく師弟関係の歪さとかそれがド突き合いになった時の目も当てられない感じなど色々と多面的なテーマを描くことに成功している『セッション』など。