2014年公開作品ベスト10&その他
1. 『刺さった男』 (感想)
2. 『ニード・フォー・スピード』
3. 『ショート・ターム』
4. 『GODZILLA』(感想)
5. 『あなたを抱きしめる日まで』(感想)
6. 『大統領の執事の涙』
7. 『ゴーン・ガール』(感想)
8. 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(感想)
9. 『NO』
10. 『ある優しき殺人者の記録』
(感想を書けなかった作品の短評を以下に)
2. 『ニード・フォー・スピード』
「ゲームが原作のカーレース映画」という共に疎いジャンル(言ってしまえば共に全然興味がない)にも関わらず、無茶苦茶興奮して二回も観に行ってしまった。もちろん見所は高級車だろうが惜しみなくガッツンガッツンぶっ壊すカーアクションにあるけど、チームで共闘物、いがみ合ってた男と女が「君でなければ」にまで到達する恋愛物としても非常にレベルが高い。ラミ・マレクのストリップは本年度ベストアクトと言って良い。日本ではほとんど話題にならなかった(まあ作品自体も悲しいことにそんなに話題になっていないが…)が、ラッパーのキッド・カディが非常に美味しい役で出ていたりもする。
3. 『ショート・ターム』
ティーンエイジャーをケアする短期保護施設"ショート・ターム"を舞台にした作品で、常々こういう施設で働く人々のことを自分は「真の日陰の戦士」だと思っていたので、ちゃんとそういう人々に焦点を当てた作品になっていて非常に好感を持った。同監督の前作「アイ・アム・ノット・ヒップスター」も公開してください。
6. 『大統領の執事の涙』
ポスターのデザイン、そして「ONE QUIET VOICE CAN IGNITE A REVOLUTION」というコピーが何より雄弁に語ってはいるが、それより遥かに含みを持ったアメリカ史が「ホワイトハウスに仕えた黒人従者」の目線で語られる。圧巻。
9. 『NO』
誰もが「変わらない」と思っていた、チリの独裁政権に終止符を打った選挙戦を描いた映画が、2014年の日本で公開され、そして何も学べなかったという点はよく憶えておこうと思う。
10. 『ある優しき殺人者の記録』
14年は新旧合わせて170本の映画を観たが、終映後に唖然として思わず館内の反応を確認してしまったのはこの作品ぐらい。完全なアイデア勝利というか、映画の可能性を見せ付けられた。
泣く泣く10本から落としたのはこちら↓
『ニンフォマニアック vol.1&2(感想)』 『ストックホルムでワルツを』 『イコライザー』 『LEGO(R)ムービー』 『インシディアス 第2章』 『グランドピアノ 狙われた黒鍵』 『ケープ・タウン』 『サボタージュ』 『そこのみにて光輝く』 『トム・アット・ザ・ファーム』 『とらわれて夏』 『ニューヨークの巴里夫』 『フランシス・ハ』 『ベイマックス』 『ラッシュ プライドと友情』 『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う! 』 『渇き。』 『泣く男』 『新しき世界』 『西遊記 はじまりのはじまり』 『誰よりも狙われた男』
旧作・映画祭/特集上映などでは以下の作品が印象的でした。
■旧作・リバイバル公開
『ルートヴィヒ』 『天国の門』 『恐怖の報酬(1953)』 『マイキー&ニッキー』 『ウィズネルと僕』■映画祭・特集上映など
『MUD』(未体験ゾーンの映画たち2014)、『(秘)極楽紅弁天』『(秘)女郎市場』(特集「曽根中生伝説」)、『はなしかわって』(Hal is Back! Hartley)、『私のように美しい娘』『恋のエチュード』(「没後30年 フランソワ・トリュフォー映画祭」)
■過去の年度別ベスト10