Four of Us「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」


「インディ・ジョーンズ クリスタルスカルの王国」ぐらいから思っていたことだけど、この「M:I GP」も所謂「前半〜中盤に最大の盛り上がり・山場がある」作品のような気がしてならない。なにしろのっけからクレムリン爆破。そして中盤にはブルジュ・ハイファでのトム宙釣り!〜キャットファイト!〜砂嵐の中のカーチェイス!と畳み掛ける(この中盤の盛り上がりがピークだった気がする)。
クライマックスには予告でも流れてたのでネタバレにはならないと思うけど、日本ではこのご時世で一番デリケートなモノを積んだウォーヘッドがランチしてしまうわけですよ。で、これを止められるのか!たった4人のIMF!というのが最大の見せ場となっているんだけど、なんかねぇ。その「ポチっとな」してしまう側を単なるキチガイと切り捨てていたのもあんまりノレなかったし、いくらその緊迫感をトムちんのフィジカルなアクションと対比させた所で、もう「あ、いまこの辺を飛んでんだな」という確認作業をするだけみたいになってしまって、スリルもサスペンスも自分の中ではあまり醸造されなかったですよ。
とはいえ、終盤のレナーさんのアキレス腱伸ばしとサイモン・ペグのチーム内大躍進が観れたし、その他のアクションなど見所は満載。なので、2000円払ってIMAXでの鑑賞でしたが料金分は十分に元を取った感じで満足しました。年末から年明けのお休みに最適のイベントムービーでしょう。
しかしあれですね、トム・クルーズの凄い所って、「ナイト&デイ」でセルフパロディみたいなことをシレーっとやっておいて、何事もなかったかのようにまた本道に戻ってくる所だよなぁ。ああいうのをスターっていうのか。

例のテーマ曲だとリジー・メルシエ・デクルーのカバーが一番好き。