ジプシーのロッキンポ殺し!「スペル」

「スペル」を観ました(109シネマズMM)

融資を断ったジプシーの老婆から因縁をつけられ銀行員女子がエライ目に遭う、というお話。
で、この婆さんなんですけど

漫☆画太郎先生が描くババアの見事な実写化でした。ゲロの天丼攻撃に爆笑。
映画としては、タラ/ロドの「グラインドハウス」に触発されたのか、「あ!オレもそういうのやりたい!」とばかりに旧ユニヴァーサルのロゴを復活させたり、70年代〜80年代初頭ホラー映画のタッチを再現(主人公の自宅や駐車場など、ナイトシーンがどれも白眉)したり、サム・ライミ本人もノリノリで撮っているであろう感じがヒシヒシ伝わってきて凄く良かったです。良い意味で懐かしい感じがしました。
お話の基本プロットはスティーブン・キング(/リチャード・バックマン)の「痩せゆく男」とほぼ同じで、あの小説が発表された84年ならまだしも、2009年にこの「ジプシー恐い」っていうザックリとした扱いってどうなんだろ・・・怒られたりしないのかな・・・・・・とちょっと心配になりました。

あと、エンドロール前にタイトルが「バーン!」と出て、この曲のベースラインが聴こえてきたらもっと良かったかも(邦題『地獄へ道連れ』)。

ホットパンツ!