糸からの伝言 〜ウォンテッド〜
- 監督のティムール・ベクマンベトフはカザフスタン(チンクイエ!)の出身らしいのですが、いやーアメリカ人の作る映画ってどんなにB級でも洗練されてるんだナァ、って改めて思ったッス…
- それは「“FUCK YOU”の“U”が歯になってる」とか、そこら辺でもう気付かなきゃいけないと思うんだけど。
- とにかくひたすら殴られ蹴られ終始血まみれのマカヴォイたん。一部の人には堪らんでしょう。
- 「ねぇねぇ、フラタニティってどんな組織なの?!キャッキャッ☆」と興奮気味のマカヴォイたん→ドン!屋上(?)から突き落とすアンジー→地下鉄の車両の上でチキンレース、とか、この辺の怒涛の展開を思いついても普通やらないよナァ。ある意味、こういう無邪気さ、洗練されて無さは本作の魅力でもあるんだけど。
- 印象的なヴィジュアルとして執拗に繰り返される「ガラスが、何かが粉々に崩れる」というイメージ。ローアングルの小津、長回しのデ・パルマ、鳩のジョン・ウー、雨の石井隆etc…といった具合に「ガラスのベクマンベトフ」とでも認めてもらいたいのか、異様なこだわり様でした。そんなベクマンベトフたんはこんなルックス↓
- id:aomeyukiさんも仰ってたけど、クライマックスがガンカタだった(上記画像参照)。これがホントの“カヴォイ・バトル”!
- Gunkata(本家「リベリオン」より)
(説明がいちいち「マキシマムマキシマム」言い過ぎ)
- コモンのオジちゃんが相変わらず男根のようにギラギラしていた。しかも登場シーンは少ないのに4番手ぐらいの良い扱いをされている。きっと今、ハリウッドではコモンがあと出演受諾のサインをするだけの、コモン主演のラヴコメの企画とか2、3本は走ってるんでしょう。以下に面白スリーショットを↓
- アンジーが、よく小学生が教科書の偉人の大写しの写真とかに必ず落書きするような眉間にシワの寄り方だった。で、マカヴォイたんとキスシーンこそあるものの、全然そういう感じにはならず、子守り役のお母さんみたいだった。THE・母性。
- で、あのデッカイ糸つむぎ機?みたいなのは誰が動かしてたの?(どうやって動いてたの?)