M・ナイト・シャマランの「風街ろまん」 〜ハプニング〜

「ハプニング」を観ました(@109シネマズMM)。

  • 風をあつめて 街のはずれの背のびした路次を 散歩してたら・・・

カンザシでブッスー!ビルの屋上からドーン!ライオンガブガブナカヨシー!車が木にドーン!ガラスの破片でサックー!銃は友達!バーン!バーン!バーン!芝刈り機でガリガリガリガリ!無礼なガキはズバーン!お行儀の悪いガキはペシッ!窓ガラスバリーン!WhySoSerious??!

  • だから僕もかーぜーをのがーれてー


  • 成功してるか失敗してるかで言ったら失敗してるよなぁー。好きだけど。
  • お金出してくれた人たちをどうやって騙したんだろ?
  • 「はじめまして、僕はマーク・ウォルバーグと言います。もう少し経ったらココを出て行きますから・・・・・・!!」
  • 結構なゴアシーンの合間にこうした神懸ったギャグが平然と盛り込まれる。そんな貴重な体験が出来る映画はこの世のどこを探してもMナイト先生の映画だけ!


  • ↓Mナイト先生の目には、世界はこう見えている。イケメンっぷりが無駄に際立つMナイト先生出演のアメックスのCM。

  • つまり、Mナイト先生にとっては、不安神経症的な感覚がデフォルトである、と。それを見事に体現していたのが「ジープの屋根(布)に一筋の微かな傷」というシーン。素晴らしくて惚れ惚れした。
  • しかしMナイト先生の映画って、つくづく「キ○ガイホイホイ」みたいな映画だよナァ、と。
  • 上記リンクのCMにも出てくるけど、痛いファンも山ほどいるんだろうな。「シークレット・ウィンドウ」のタートゥーロみたいなオジサンが「こらー、おめえオラの小説盗んだっぺ!」と毎日訪ねてくる。キ印対応しかしない専属スタッフとかいるんだろうなぁ。
  • 「ハプニング」に話を戻すと、例えばゾンビ映画だったら「噛まれたたら感染→アウト」「頭を吹っ飛ばすとOK」みたいなルール設定だけでもちゃんとしてくれればナァと思いました。
  • で、ラストはパリじゃなくて、無風のアフリカの大地とかで、原住民がバタバタ倒れていって「ウソ。風でもないよー」とかいうラストが良かった気がする。
  • もう上映が終了してしまっている所も多いけど、Mナイト先生のチャレンジングな本作を見届けたい人は劇場へ急げ!