ウィノナ・ライダーという名の呪縛 〜ダーウィン・アワード〜

ダーウィン・アワードを観ました(@チネチッタ:チネグランデ)。

ひょんなことから警察をクビになってしったプロファイラーのマイケルは、ある保険会社に「ダーウィン賞(おバカな死に方をした人々を讃える賞)で賞賛されているような人々をプロファイリングすれば、保険支払いにおけるリスクを回避できる」と自分を売り込む。そして、保険会社が指名した調査員のシリと、全米のダーウィン賞候補の再調査に向かうのだが…、というお話。
お話の基本構造は、調査を進めていく内に、次第におバカな死亡者たち肩入れを始める主人公マイケル、という主軸があり、そしてシリに好意を抱き始めるというサブプロットがあり、そしてクライマックスは警察をクビになるきっかけを作った殺人鬼との対決が…!という体裁を取っています。こう書くとマトモな映画みたいですけど、基本的には馬鹿馬鹿しいコメディです。上記に挙げた要素も、もうちょっと交通整理が上手く行っていたらナァ、という感じ。
だがしかし!同僚のシリを演じるウィノナ・ライダーが・・・!
非常に魅力的なのです。アナタが最初にウィノナを発見した映画は何ですか?私の場合は「ビートルジュース」のゴスっ娘でしたよ。その後「ヘザース」ですよ。エエ、爆風にくわえ煙草で火をつけるアレですよ。「ナイト・オン・ザ・プラネット」では背伸びして汚れ役なんかやっちゃってやーねー、まぁカワイイから良いじゃんかなぁー!「エイジ・オブ・イノセンス」の無自覚な小悪魔っぷり(ネタバレだけど実はそうじゃない)も良かったですよ。「リアリティ・バイツ」はイーサン・ホークがヴァイオレント・フェムズの曲を絶叫するような酷いポスト・グランジ・エクスプロイテーションだけどウィノナは可愛かったですよエエ。「若草物語」だって観ましたよ(だってウィノナが出てるから、「キルトに綴る愛」だって観てますよ!)。まぁそのピークも「17歳のカルテ」ぐらいまでですかね?でもあの映画はアンジーに持ってかれちゃったようなもんだし(あ、でもペディキュアを塗ってあげるシーンがスッゲエ好き。泣いた!)。「ズーランダー」で完全にバカにされてる役でカメオ出演したのはいつでしたっけ?あれは2001年の映画ですか…結構経つんですね。つまり、もう魅力的なウィノナ・ライダーに出会えるなんて遠い日の夢だと思ってたんですよ。
それが!
「ダーウィン・アワード」では、主役のマイケル演じるジョセフ・ファインズに、いざ女の子を落とす!というシチュエーションで「ウィルコの『サマートゥース』っていうアルバムの2曲目をかけなさい」とか言ってんですよ!2曲目って言ったらアンタ「She's a Jar」じゃないですか!必殺の“泣きメロトロン”ですよ!しかもウィノナってウィルコの誰か(ジェフ・トウィーディー?)と付き合ってたんじゃなかったっけ?なんてイイ人なんだウィノナ!
まぁ「ダーウィン・アワード」はそんな映画です。ウィノナかわいいよウィノナ。
 36歳。芸歴は長いけど、いまだにO-PAIを死守し続けています。

Summer Teeth

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ブログ開始以来、最多アクセスがあった後のエントリなので、妙なテンションでお送りしてみました。