ササクレ立った毎日に潤いを!ヴォンチカ・ワゥ・ワァ〜ゥ!

インサイター」のこのエントリを読んで、フレグランスAXEの動画を辿っていったら、同じくAXEの「BOM CHICKA WAH WAH」という商品のCMがどれも面白過ぎるにも程があるのでご紹介しようと思います。
「これ付けたらモテるでぇ〜〜〜」という、極めて単純かつ明快なコンセプトのもと、匂いを嗅いでしまった女性は思わず「…ボンチカ・ワウワゥ!」と雄叫びTurned Onしてしまうというという、毎回同じことやってます。この「ボンチカワウワウ」っていう擬音は、例えばロックギターを口で表す時に「ジャカジャーン」とか「デンデケデケデケ」とか言うと思うんですけど、それがファンクとかソウルの常套句だと「ボン・チカ・ワウワウ(ワウ、とはもちろんワウギターの音)」となるんだろうと。ネイティヴの方、合ってますでしょうか?つまりファンク/ソウル→エロ、という非常に明解な中学生イズムに基づいたCMとも言えるでしょう。
 
まずは手始めに「パリ編」「歯医者編」。パリですよパリ。恋するパリジャンですよ!健康的かつ爽やかなお色気のドレスアップシーンに始まり、バックに流れる音も可愛らしくフォーキーな感じで、でもってオチでしっかり落とす。職人芸ですね。始まってしまう前にちょっと下唇を噛んで片眉を上げる女優さんGJ。歯医者さんのヤツは、ワウワウで歯医者のドリルも表現している?シンプルかつ力強い(女優さんだけでなく)出来映え。
 
徐々に濃いヤツを。「アフリカ編」「ディナーパーティ編」。アフリカ編は現地の人たちに英語を教えているという設定のようです。最後に「ボンチカ」を繰り返すオジサンとオバサンのピュアっぷりが素晴らしい。ディナーパーティ編は図らずもブラジルからやってきた彼氏のお父さんを誘惑してしまう、というモノ。この女優さんのガンバリっぷりもちょっとスゴイ。

ラストはコレ↑コレが一番すごい。やっぱり「黒人天才!」っていうか、黒いノリを発明した人たちのキレには敵わなねえなぁ、という感じです。車椅子の爺さんが「ツー」と流されてスタート!という辺りの演出も素晴らしい。で、多分、毎回最後に流れる商品の「ボンチカ・ワゥワァ〜ゥ」という声は、この最後の黒人のお姉さんの声ですね。

ついには歌まで出しちゃったみたい。ここまでくると流石にお腹一杯というか、コレはコレで面白いんですけど、やっぱりCMのインパクトの方があるし、何度も観れて楽しいのはCMの方だなぁという気がします。

こういうCMを観た後で上記のようなリンクを読むと、ああ、やっぱりアメリカ人女性の性に対する積極性ってまんざら妄想でもないのかな、って気もしてきます。