世界で一番軽いキック


王:土と水? そんなことを言いにわざわざペルシアから来たのか、土と水とだけ?
使者:我らが力は強大だ。その征くところ大地を揺るがし、河の水をも飲み干すのだ。「土と水」とは神王クセルクセスの寛大な申し出である。スパルタがクセルクセス王に降伏さえすればよい
王:降伏? うむ、それはちょっとした問題になりかねんぞ。噂によればアテナイも既に拒否したというな。哲学者や少年愛にふける連中ですら勇気を持っているというのに……
セロン:(遮りながら)外交というものをお考えください
王:……もとよりスパルタには考慮すべき名声がある。とはいえ私も礼を失したくはない
使者:言葉は慎重に選ぶことだ、レオニダス。次が王として吐く最後の言葉になるやもしれぬぞ
王:貴様は征服した王の髑髏と王冠で我が街を汚した。我が王妃を侮辱した。我が民を奴隷にし殺しててやると脅した。いいか、私は慎重に言葉を選んだぞ、ペルシア人め。貴様も同じようにすべきだったのではないか! 土と水? ならば、その下にはたっぷりとある(処刑穴に追い詰め、剣をつきつける)
使:こんなことは冒涜だ! これは狂気だ!




王:狂気? ディス!イズ!スパルターーー
「スパルタ」を語尾上げでお読みください