「大ハード人だよ!」 〜ダイ・ハード4.0〜

ダイ・ハード4.0を観ました(@横須賀HUMAXシネマズ8)

<蕎麦屋にて>
「あの人、知ってました?ジョン・マクレーンさん」
「いや、知らない」
「大ハード人なんですけど」
「へぇ〜スゴイねえ」


<街頭にて>
「こないだ大ハード人アメリカ救いましたけど、見ました?」
「え〜見たけど…もう何かマンネリって感じ?」


大体、一作目に代表されるような奇異なシチュエーション物を、主人公だけで引っ張るってのが無理があると思うし、元々「ティアーズ・オブ・ザ・サン」は本作用に進められた企画だった、とか聞くと「もうブルース・ウィリス出てれば何でもイイのな!」と思ってしまう。あとやっぱり、9.11みたいな事件に居合わせてしまった人々の体験談を聞けば「wrong man/wrong place/wrong time」とか言われても「何ソレ食えるの?」って感じだろうし(その後遺症ともいえる象徴的なシーンがあり)、そんな状況下では健闘した方と評価しても良いのでしょうかねぇ。
印象的だったのは「女房も出て行くし娘からは嫌われるしヒーローなんてなりたくもない。だけど他にやるヤツもいないし仕方なくやってんだよ」みたいにボヤくジョン・マクレーンで、これぞまさに大佐藤大じゃないか!と興奮してしまいました(おまけにこれはボルティモアの送電所に向かう車中での会話!)
今回相棒になるジャスティン・ロング君は中々好演していると思いました。凄いコードを書いてしまったがために殺されそうになるNERD系の青年を、嫌味なくサラッと愛嬌だけで乗り切っている。今後注目ではないでしょうか。

あと、宛て書きされたかのような役でケヴィン・スミスが登場します。