ここでk.d.ラング登場!(テロップで) 〜ブラック・ダリア〜
「ブラック・ダリア」を観ました(@109シネマズMM)。
原作は未読なんですが、鑑賞後にはまず「これって物凄〜〜〜く端折ってるんじゃないだろか?」という印象を受けました。クライマックスの「再現シーンでネタ明かし」も、本来ならパズルのピースがパシパシはまっていくように「なるほど…!!!」となるのが理想なのでしょうが、今回はそんな独白が始まっても「ハァ、そうだったンすか…」と、非常に素になってしまいました。デ・パルマの新作なのに!
(良し悪しは別として)少なくとは前作「ファム・ファタール」では、オチを観た誰もが「えーーーーーーー!」って口走ったハズだし、映画としての磁場は確実に「ファム・ファタール」の方がある気がします。
あと、全体的に役者がやっぱり薄っぺら過ぎ。スカーレット・ヨハンソンは常に口が半開きで、全然綺麗に見えませんでした。ジョシュ・ハートネットはいつも困ったみたいな顔してる。アーロン・エッカートなんかは斉藤洋介系の非常に面白い顔をした俳優さんなのに、イマイチ上手く使い切れていなくて可哀相な感じがしました。極めつけは折角ウィンスロウ・リーチが出てくるのに、あんな少ない出番ではあんまりだと思いました。
唯一良かったのは、ヒラリー・スワンクが綺麗でいやらしかったこと。
コッチより
コッチの方が羨ましい。
目のやり場に困る、とはこのことですね。