「プロデューサーズ」を観ました(@109シネマズMM)。


面白かったですよ。え?あ、いや・・・まぁソコソコ。周りの年配のお客さん達も大うけで、エンドロール後は拍手もおきたぐらいだし。でも・・・。
「ゲイ」「ナチ」「婆さん」に物凄い“おもねり”を感じずにはおれない映画でもありました。「そりゃあナチおもしれーに決まってるじゃんか!紋章ドクロだぞ!」「そりゃあゲイの演出家チームとかおもしろくなきゃウソだろ!」「そりゃあ色気づいた婆さんとかおもしれーよ!」とイチイチ引っかかったのは、やっぱり上澄みだけ記号として良い様にミュージカルに取り込まれて、愛があまり感じられかったからです(少なくとも自分は)。しかしながら上記の様に、公開から結構時間も経っているのに8割ぐらい席は埋まっていたし、お客さんもドッカンドッカン大うけだったので、あれで良かったんだと思いますよ。唯一救いだったのはウィル・フェレルと偉かったこととユマ・サーマンが偉かった/エロかったこと。
あと、「カルメン・ギアが北村一輝に見える」という前情報を得ていたので、もう彼が写るたびに気になって気になって映画に集中出来ませんでした。責任とって下さい
←右の人 
玄太160pound
おまけに、主役のネイサン・レインに西田敏行的な「ねっ?おもしろいでしょ?」という、ある種のあざとさを見出してしまったり、マシュー・ブロデリックは好きなんだけれどちょっと今回の役はツライなぁ…と感じてしまったり、最後まで主要なキャストに誰一人感情移入できないままという最悪のケース。どうせならジャック・ブラック(ビアリスキー)、ベン・スティラー(ブルーム)というキャスティングで観たかったなぁ(あ、それにウィル・フェレルじゃあSNLの同窓会か)。