「スピリット」を観ました(@109シネマズMM)。

もう上映が終わってしまったようですが、一応感想を(まぁココココを読むだけで充分なのですが)。
結果的に言えば、中村獅童のアクションには正直「う〜ん…」という感じが否めませんでした。だって一番の見せ場なのに吹き替えだし、吹き替えでアクションしてる人のチラッと写る横顔とか別人なのが丸解りで、気になってジェット・リーの動きに集中できませんでした。あと明らかにアクションシークエンスの配分を間違えている気がします。壮絶なバトルシーンが二つとも中盤にあるってどういうことだ。せめて、オープニングの異種格闘戦は後半に畳み掛けるようにするべきだったのではないでしょうか
ジェット先生は前半の俗物っぽい感じが凄く良かった。「初めてのコーヒーに咽る」演技にグッときました(たったあれだけのシークエンスであんな風に涙目には中々なれんでしょう)。後半のジェット先生は、最近だとダニー・ザ・ドッグでも見た「こう見えてもスゲー強いんですよ実は」というメソッドアクト
傑作に“なったはず”の感じはヒシヒシと伝わってきたので、非常に惜しい作品だと思います。それにしても、中村獅童の起用といい、エンドロールに唐突にかかるハイ&マイティウコンノチカラーとかいう変なバンドの曲とか、色々と業界臭のする映画でした。