監督で巡るYou Tube
このところ、音楽ファンに不十分な睡眠を日々提供し続けている健康優良サイトYou Tubeですが、PVを監督別に検索していたら結構とんでもないブツを二つほど発見してしまったので、ご紹介しようと思います。
THE BIG SHAVE(1967)
マーティン・スコセッシのデビュー作である5分ほどの短編映画です。「ドアをノックするのは誰?」より一年前。スコセッシ関連の蔵書などでどういう作品かは大体把握していたのですが、ようやく観る事ができました。なんというか感慨無量です。まぁ内容はどってことないのですが、朗らかな音楽とは裏腹に不穏な空気が徐々に色濃くなっていく映像とのミスマッチがスコセッシらしく、「ああ、なるほどデビュー作だなぁ」という感じです。観ていて予想はつくと思いますが、予想通りの展開になりますのでグロとかダメな人は観ない方が良いと思います。
FLYING PADRE(1951)
スタンリー・キューブリックの「空飛ぶ牧師」は、彼が「恐怖と欲望」でデビューする以前のドキュメンタリー。ドキュメントとは言うものの、カット割りもバシバシ決まりまくるし下手したらバミりなんかも全然しているであろう、という画作りがカッコ良いです。これもまたどうってことない内容ですが、まぁ巨匠の歩みを映像で確認できるということはそれだけでも価値があるように思えます。キューブリック関連だと、こんなネタ的作品も。一発ネタですが。
他には有名どころでリドリー・スコットが監督したマックのCMもあります(1984!)。あとはコッポラ(お父さんの方)が監督したこんな珍作も。
最近の監督で言うと、スパイク・ジョーンズのCMなんかが観られるのは嬉しいですね。
それぞれ「特撮怪獣モノ」「とにかくブッ壊す」という、キーポン・お子ちゃマインドを保ち続けてるのが本当に凄いと思います。
昨年「銀河ヒッチハイク・ガイド」でデビューしたガース・ジェニングスのPVはどれも楽しい作品ばかりです。
最後はマイク・ミルズ、彼が手掛けたフォルクス・ワーゲンのCMをどうぞ(初監督作「THUMSUCKER」の日本公開はいつになるのでしょうか・・・?)。