そういえば…2

ミリオンダラー・ベイビーを観ましたよ(@相鉄ムービル)
前半は物凄く良かったと思うんですよ。さすが職人監督だなぁ〜って。そしたら後半「え〜〜〜っ・・・」って。後半であの展開にしなければならない理由がサッパリ解りませんでした(それこそバッドエンド版のバタフライ・エフェクトを見せられてるような感じ…)。物語の終盤、イーストウッドが「…この矛盾をどう解決すれば良い?」と涙ながらに呟き告白するシーンがあり、この葛藤こそが本作のテーマであるのでしょうが、だったら前半にあそこまでカッチカチな純然たるボクシング物をやる必要性があるんだろうか?とか色々考えてしまいました
しかし、ガチな共和党員であるイーストウッドがこういう映画を撮るって、齢80近くにして彼の中で一体いかなる心境の変化があったのでしょうか?気になる所です。
本作の後半のテーマを突き詰めるなら、こっちの方が上手い気がします。

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