「ふれっっっしゅ・・・(ヒソヒソ声で)」

行って参りました!BEASTIE BOYS@武道館!



まずライヴ開始前の映像に大笑いしました。何故か唐突に皿洗いをしてるDJのミックス・マスター・マイク。「何やってるんだよ!もう出番だよ!」「そうか!」みたいなやりとりがあってレコードを渡されスタスタ歩いていくと実はそれが生中継で、映像で会場に到着すると彼もステージに登ってくる、というヤンヤヤンヤの大喝采の元スタートしました。
三人揃いのアディダス黄色ジャージで登場、一曲目はなんと「brass monkey」!サマソニでもやってましたが、どうやら今のオールドスクール回帰モードにすっかりフィットした曲みたいですね。その後も代表曲のオンパレード。トラックも微妙に変えてたりして面白かった。「egg man」「shake your lump」などはやっぱり盛り上がりますなぁ。第一部は怒涛のアゲアゲモードで終了。が、間髪入れずに今度はミックス・マスター・マイクの怒涛のコスリに突入。レコードを反り曲げたりしての超絶プレイに場内も大盛り上がり。
それが終わると今度はステージが回転しバンドセットで第二部に!やぐらに馬鹿馬鹿しい照明がぶら下がったステージに、ベース:MCA、ドラム:マイクD、ギター:アドロックにパーカッションの人(エリック・ボボ?誰?)、キーボード:マニー・マークという面子がこれまた馬鹿馬鹿しい淡いグレーのタキシード姿で登場!まるで金持ちの庭園パーティに呼ばれたバンドの様でした。当然の如くまたもやヤンヤヤンヤの大喝采です。「something got to give」「ricky's theme」などをシットリ演奏。カッチョ良かった!
そしてまたもやシンプルなDJセットに戻っての第三部。「intergalactic」「body movin'」「so whatcha want」など、これまた怒涛のヒットパレード!マイクDが観客に「ふれっっっしゅ・・・」と小声で(笑)コールさせた「ch-check it out」ではMCAがアリーナ席まで降りる!盛り上がりも沸点に達して幕を閉じました。
と思ったら、またもやバンドセットでアンコール!ブリブリのベースで始まったのは「gratitude」!そしてアドロックが「ジョージ・W・ブッシュに捧げるゼ!」とブチかましたラスト「sabotage」!!マニー・マーク跳ねる跳ねる!まさに完全燃焼といった感じでした。
今回のツアーは昨年のサマソニと比べるとバンドセットでのライヴという違いがあり、そうしたコンセプトでショウを構成するなら、もっともっと生演奏で聴きたかった曲もあるのですが、その分、照明や映像を駆使したショウとしての魅せ方がビルドアップされていて良かったと思います。
やっぱりキャラの立ち方ではハッチャケ担当のアドロックやMCAのノソノソと動きながらの独特のライミングに目を奪われてしまうのですが、今回はいつもどうも頼り無さ気なヘタレキャラ・マイクDに自然と暖かい視線を注いでしまうワタクシなのでした。歳のせいかしら?
追記:今回チケットを取って下さったid:pansarさんにマキシマム・リスペクト・リファ!そして会場では会えなかったけど、感慨も一入といったご様子のid:rekobaクンにも「良かったよねぇ」リファ!ユー・アー・マイ・POSSE