駄目ジャケ100選 22


DR.DOOOM 『FIRST COME,FIRST SERVED』
日本のAVが大好きな(k-猫大好き氏情報)クール・キースa.k.a.ドクター・ドゥームのアルバムです。クール・キース大先生のことは、ボクと同世代の人だと(74生まれ)プロディジーの大傑作「FAT OF THE LAND」収録曲の「DIESEL POWER」を聴いてから後追いした、っていう方が割と多いのではないでしょうか。
え〜と、これも突っ込み所が満載なんですけど、まずそのヅラ!クール・キース名義で「BLACK ELVIS」というアルバムを出しているので、どうやらこのジャケでもエルヴィス気分を引きずっているようですが、計らずとも明らかに違う地平を目指してしまっている感が強いです。レペゼン・ブロンソンなのか、顎に手を当てて「う〜んミャンダム」です。差し出しているハンバーガー、よ〜く見ると挟まれているのはネズミちゃんです。そして、後ろに居るのはゴキブリさんです。肩に手を回されちゃってます。さしずめ「よっ!最近どうよ調子は?」「あっゴキ先輩こんちわっス!」ってな感じでしょうか。
ジャケットの内容はさておき、このクール・キースさんですが、オールドスクール期よりウルトラマグネティックMC'sで名を馳せた名MCだけあって、フロウのスキルはかなりハイレベル。その喋り倒し型のフロウは、後のエミネムなどにも多大なる影響を与えた人と言えるでしょう。このドクター・ドゥームの他にもダン中村a.k.a.ヂ・オートメイターとタッグを組んだドクター・オクタゴンなどでも、そのフリーキーなフロウを満喫することが出来ます。