「LOVERS」を観ました。

この映画の正しい鑑賞の仕方としては、さまぁ〜ず三村の如く「豆かよ!」「豆投げすぎだろ!」「ウソかよ!」「お前もウソかよ!」「竹かよ!」「また竹かよ!」「つーか竹ばっかかよ!」「青カンかよ!」などと突っ込みを入れつつ観るのが正しい鑑賞方だと思います。チャン・イーモウの前作「英雄」でも、そういった突っ込みを観客に入れさせつつも、最後には「グッ」とくる作りになっていて感動したのですが、今作では幕切れにイマイチ物足りなさを感じてしまいました。それと言うのもどうやらクライマックスにはアニタ・ムイを首領に据えての一大合戦が準備されていたとのことなのですが、ご存知の通りお亡くなりになってしまったので、その辺りがバッサリ切られているようなのです。
ですが、上記のようなアナログ感覚満載にして突っ込み所も満載のバトルシーンなどは非常に見応えがあるし、何よりチャン・ツィイーがヒラヒラした衣装で踊ったり180度開脚で蹴りを入れたり」ってのが観れただけでもツィイー至上主義者としては大満足!というか今回は完全に「チャン・ツィイー映画」になっています。金城武は素人目に見ても解るぐらい大味な芝居をしているのですが、でもそれがどことなく憎めない感じがして、ってことは人間的に魅力的ってことなのかなぁ?と思ったりしました。