真似ジャケ100選 6

究極(紙ジャケット仕様)
YES 『GOING FOR THE ONE』 left
LALO SCHIFRIN 『TOWERING TOCCATA』 right
「悪虐非道の魔王ラロめ!アンダーソン王子をどこへやった!!」「ハハハハハ!名も無き戦士よ!王子を返して欲しくばこの塔の頂上まで来るが良い!ただし…辿り着ければの話だがな!ムハハハハ!どーーーーん!!(魔法の音)」「ああ!オレの服が!!くそぉー!しかし必ず王子は連れ戻してみせる!!」
ハイ、ショートコントも程々に。と言う訳で真似ジャケというよりはまるで連作ですね。ちょっと二つ並べてみましょうか?
究極(紙ジャケット仕様)タワーリング・トッカータ
ねっ?まるで表ジャケと裏ジャケのようでしょ?片やプログレの大御所YESが1977年に発表した10作目、片やジャズ/フュージョンから映画音楽まで幅広く手がけるラロ・シフリン先生が1976年に発表したCTI2作目、時代的にはやや被ってるんですね。傑作B級映画と誉れ高い高層ビル活劇「超高層プロフェッショナル」(未見)の公開が1979年ですから、70年代の後半は「気分はもうビルヂング!」という感じだったのでしょうか?
レコードジャケには「摩天楼ジャケ」というジャンルが確立していて、以前id:gotanda6さんとお話した時は「高層ビルをも凌駕したい、という気分の表れですかね?」との結論に至りました。上記2作も立派な「摩天楼系ジャケ*1」と言えるでしょう(他にはカーティス・ブロウのコレとかスリック・リックのコレとかも)。
追記 しかしこのアマゾンのYESのジャケ、ピントときてないにも程がある!

*1:その他の摩天楼ジャケ情報お待ちしております!