駄目ジャケ100選 5
98年に交通事故で他界されたUKを代表するドラマー、コージー・パウエル大先生がソロ3作目として発表したのがこの「オクトパス」です。凄いインパクトです。後ろにあるのは銅鑼でしょうか?ツーバスを機軸にドラムセットがシンメトリーに配置され、スティックを握る手がさながら千手観音の如く舞うその様は、東洋的視点で見れば神秘的な何かを感じずにはおれません。タコ=手が8本、「あ!ドラマーのアルバムをそういう風なジャケットで撮ったらカッコ良いんじゃないの!?」という安易過ぎるコンセプトが素晴らしいですね。83年にはこういった子供騙しが有効だったのでしょうか?
- ハッタリ度 ☆☆☆☆
- メタル的実直度 ☆☆☆☆☆
- 悪趣味度 ☆☆☆
実は私、このアルバムをレコ屋のメタルコーナーで、もう何度も「手に取っては戻す」という行為を繰り返していまして…。しかし、今アマゾンのレビューを読んでみれば
「…ゲイリー・ムーアやジョン・ロード,さらにはロンドン交響楽団が参加した本作は,ロック,フュージョン,クラシックと多種多彩なサウンドが同居,ジャンルを超越した壮大なアルバムとなっている」
だって!DJ SHADOWみたい!今度こそ買おうかしら…。