「オアシス」で受けたダメージを治癒してくれるような、ゆる〜いコメディでした。
まず物語における全てのモチベーションが「ガンで死期の近いお姉さん喜ばせるため」て!お姉さんが「はぁ〜アンタの花嫁姿が見たいわぁ〜」と言えば結婚し、「はぁ〜死ぬ前に赤ちゃんの顔、見たいわぁ〜」と言われれば子作りに励んだり、というヤクザ女組長の奮闘期です。お話が「これでもか!」というぐらいベタなのも、日本人から見ればギャグが空回りして見えるのも、全ては韓国芸能界・映画界における「あの人がこんな役で、こんなことやってる」っていう共通認識の上に成り立っている作品なんでしょう。そうした大前提に全く理解が無くても、それなり楽しめるコメディだったと思います。ゆる〜いけどね。