「21グラム」再考。

まずワタクシの最初の感想はこんな感じでした。
以下は若干ネタバレになるので未見の方は読まれない方が良いと思います。
自分はラストにショーン・ペンが取った行動が、イマイチ腑に落ちない感じがしました。その答えをid:mens_batsubeiさんが非常に明確に提示して下さっています。
つまり「ライフ・ゴーズ・オン、right?」「ライフ・ゴーズ・オン、主が仰るならね」「アイツを殺さないとライフ・ゴーズ・オンもクソもない!」という三人が、
「余命はわずか、よってライフ・ゴーズ・オン」」「そもそも誰が神様やねん!」「今は亡き愛する人の心臓を持つ男を受け入れたが、この男もまた死の淵にあり、腹にはその男の子供が」と、自分の意志がことごとく及ばない所に投げ出されてしまった時、それぞれがどういった行動を取るのか?そもそもそんな時にそれぞれが下す決断を「どれが間違いでどれが正解」などと判別ができる物なのだろうか?という「めぐりあう時間たち」と同じようなテーマを内包している作品、という気もしますが、考えれば考える程、ワタクシのタイニーブレインではキャパシティーを遥かに越え対処しきれなくなって今晩はワンワン夜泣きしてしまいそうなので、とりあえずこの辺でやめておきます。