レコードって結構重いんスよ

Blackalicious「Blazing Arrow」を最近聴き直してます。
とりあえず「ロック好き、ヒップホップはちょっと好き」っていうキッズ達は、このコンピに参加してるクアナム周辺のヤツラをチェックしとけば間違いナイ!って感じだゼ。yoブロー?(手の平に嫌な湿り気を感じているんでこの辺で止めときます)
Blazing Arrow」のゲストはかなり豪華で、J5からチャーリー・ツナ&カット・ケミスト(グッジョブ!)、羽鳥美保(コーラスだけど印象薄し)、DILATED PEOPLESからはアイリッシュサイエンス&バブー、


そしてなんと言ってもザック・デ・ラ・ロッチャ!!


「RELEASE!」とたった9回叫ぶだけなのですが、だがしかし、そこはハードコア出身の怒れる闘志ZACKセンセイ。最初こそ「…RELEASE…」と呟くだけですが徐々に盛り上げて行き、たった9回反復するだけで「ぅりりぃぃいいすっっ!!!」と見事なブチ切れテンションまで持って行く様は、さすがはナチュラルボーン・アジテイターの面目躍如といった感じです。
アルバムトータル的には、De La Soul 好きの人なんかにはド真ん中かも知れません。初っ端からセンス良過ぎるニルソンのネタなんか持ってこられた日にゃあ、嫉妬心のあまり「きーーーっ!!」とWILD STYLEの刺繍が入ったハンカチを噛んで引っ張りましたよ。各トラックもさることながら、加えてギフト・オブ・ギャブの早口フロウにも、ワン&オンリーの並々ならぬ才気を感じます。
キッズをはじめオールド/ミドル/ニュースクーラーの人達、ロックファンなどにも充分アピールするであろうオススメの1枚です。是非どうぞ。