「チャリエン」まであと一歩。

「プッシーキャッツ」を観ました。
コレねえ、凄い変な映画なんですよ。変というかデタラメというか。オリジナルはアニメだそうですが、お話は「女の子三人バンドが胡散臭い大手レーベルのマネージャーに見い出されてあれよあれよという間にスターダムまで登りつめるが実はその裏に…」という割とどーでも良いモノで、画像を見てもらえれば早いんですが要は「女の子がキャミ一枚で猫耳つけてロックしながら泡にまみれて洗車とかもしますよ〜」という映画で、製作意図としては120%正しく、否定のしようもありません。
上記の変というかデタラメな点というのは、基本的にご都合主義炸裂の進行に突如として乙女節炸裂な歯の浮くような台詞&シチュエイションが盛り込まれるのが非常にイビツな感じがするのです。で、この作品の監督・脚本というのはハリー・エルフォント&デボラ・カプラン(ナイスTシャツ笑)という男女のコンビによるものなのですが、もしかしたらその辺をかっちり分業した結果なのか?とボンヤリ思ったりしました。
マネージャー役にアラン・カミング、レコード会社の社長役はパーカー・ポージー、と脇の人選が絶妙で、この2人がデタラメなオチをとても楽しそうに演じています。バックストリート・ボーイズをおちょっくった「デジュー」という劇中ボーイズバンドも素晴らしくくだらなくて最高です(DVD特典にはオバカなPV収録!)。惜しいのがメインとなるバンドのヴォーカルを演じるレイチェル・リー・クックとベースのロザリオ・ドーソンが、ひょっとしたらマジでバンド物サクセスストーリーだと思っているフシが若干あり(恐らく基本的な芝居に対する姿勢の真摯さゆえか?)、いまいち吹っ切れていないのが残念。そこへ行くとドラムのタラ・リードのみ、この映画のデタラメっぷりを知ってか知らずかイイ具合の力の抜けっぷりで(恐らく基本的な芝居に対する姿勢が不真面目だからか?)、とても好感を持ちました。
もう少しで「チャーリーズ・エンジェル」に成り得た佳作ですが、充分に楽しめるコメディだと思うのでカウチのお供などに是非どうぞ。
追記 劇中に使用されている曲が収録されているサントラもあり。
Josie and the Pussycats [Original Soundtrack]