冷凍都市の中心で、「KIMOCHI」をさけぶ

Dirk_Diggler2004-04-20

行って参りました!


ZAZEN BOYS「TOUR MATSURI SESSION 4.19 渋谷AX」(画像は会場で配っていたアンケート用紙)


小学生みたいな感想で申し訳ないんですけど、音がホントに凄いライヴでしたよ


ドラマーは「ドカスカボッコン・ドンドン・ビシっビシーっ」とビートを刻み、ベーシストは「ブインブイン・ニキニキ・プイィープイィー」と、ギタリストは「ペケペケ・ジャッジャッ・ギャンギュワァーン」と弦をかき鳴らし、ヴォーカリストはラップとも歌ともつかない唱法で「づだえだぁ〜〜〜〜い!!!」と絶叫する。ロックバンドとしての正しいたたずまいを、タップリ見せ付けられたなぁ、といった感じです
それぞれの曲で多用していた「ジャ!」とか「ジャッ!ジャッ!」とか、各パートがピタリと揃うブレイクがどれも異様にカッコ良くて、ワタシャ興奮いたしましたですよ。でもこの「ブレイクの美学」ってのは、様式美を追求するへヴィメタルの専売特許なので、ロバート・フリップに続けとばかりにヌーボーメタルを提唱する向井秀徳の意図が多少なりともわかったような気もします(アンコールでチラっと演奏したのはブラック・サバスの「アイアンマン」だったし)。メタルばかりでなく、向井氏がカッコ良いと思う音を貪欲に喰らい続けて、そして吐いたゲロをフライパンでまた炒めて「ホイ」と食卓に出されたような(c Jackass)そんな傍若無人さと、根拠の無い確固たる自信に満ち満ちたライヴであったようにも思います
新曲「半透明少女関係」の4つ打ちディスコ&祭囃子ビートが融合した新機軸のキャッチーさ、カッティング強化でファンク度アップの「The Days Of NEKOMACHI」や、裏打ち強化でコンパス・ポイント度アップの「Delayed Brain」、オールドスクールな打ち込みにマイクのみで登場した向井氏がそのまま佐賀出身フロウに専念する「自問自答」で幕を開け、アルバムに忠実なverの「自問自答」でアンコールを終える、といったライヴの構成も非常に良かったと思います
アピート・イナザワンテのキックは、私の腹に、ホントにしっかと響いたですよ
機会があればまた是非観てみたい、そう思わせてくれるライヴでした